調理時間:約1時間(生地の寝かせ時間も含む)
こんにちは!米農家に生まれ育ち米粉大好きな管理栄養士shiro(シロ)です。
「ヘルシーで体に優しいおやつを作りたい!」と思い立ち、米粉でスコーンを焼いてみたことはありませんか?
でも、いざ焼き上がったものを食べてみると、
「パサパサ・ボソボソして口の中の水分が持っていかれる…まずい。」
「生地が粉っぽくてまとまらないし、焼き上がりがガチガチに固くなる。」
「オーブンから出したら全然膨らまない!生焼け感があって重たい食感。」
そんな失敗を経験して、「やっぱり米粉のお菓子って、小麦粉の焼き菓子には勝てないのかな」と諦めてしまう方がとても多いんです。
実は、小麦粉のスコーンと同じ感覚の配合で作ると、米粉特有の食感の壁(吸水率の高さやグルテンがないこと)にぶつかり、粉っぽい仕上がりになったり、膨らまない原因を作ったりしてしまいます。
今回は、ネットでよく見る特別な材料(アーモンドプードルやはちみつなど)をいっさい買い足す必要はありません。
おうちにある定番食材だけで、プロ級にサクサク、そして極上のしっとり感を両立させる簡単レシピを開発しました!
このレシピの最大のコツは、「プレーンヨーグルト」と「全卵1個」を贅沢に掛け合わせること。
米粉スコーンをしっとりさせるにはどうすればいいの?というお悩みを一発で解決し、焼きたては外サク・中しっとり、翌日も驚くほどしっとりが持続します。
贅沢な風味を楽しめるバターあり(無塩バター・有塩バターどちらも可)の手順はもちろん、ワンボウルでさらに簡単に作れる米油(オイル・サラダ油)の手順も網羅した、失敗なしの作り方をお届けします!
この記事を読めば、あなたの米粉おやつライフが劇的に変わります!
この記事はこんな人におすすめ!
- 米粉のスコーンを作ったけれど、パサついて失敗したことがある方
- 生地がまとまらない・膨らまない原因を知りたい方
- 翌日になっても「固くならない」しっとりサクサクのレシピを探している方
米粉スコーンが失敗する原因と「しっとり」の秘密
レシピに移る前に、「なぜこれまでの米粉スコーンは失敗しやすかったのか」、そして「なぜ今回のレシピなら、生焼けやパサつきを防ぎ、きれいな腹割れをしたプロのような仕上がりになるのか」を、調理科学の視点から優しく解説します。
理由が分かると、お菓子作りは絶対に失敗しなくなります!
① なぜパサつかず「しっとり」が翌日まで続くの?
米粉は小麦粉に比べて水分を吸い込みやすく、焼き上がった直後からどんどん水分が抜けて固くなる性質があります。
そこでこのレシピでは、水分のベースとして乳化力の高い「全卵」と、保水力に優れた「ヨーグルト」を合わせています。
ヨーグルトに含まれる乳酸と微細な水分が米粉の粒を優しく包み込み、オーブンの中で乾燥するのを強力にブロック!だから、翌日になってもリベイクなしで「しっとり柔らかい」のです。
② なぜ「まとまらない」が起きないの?
米粉にはグルテン(生地を繋ぎ止める粘り気)がないため、水分が10ml足りないだけでもボソボソと崩れて、型抜きどころかまとまらない状態になります。
このレシピは、製菓・製パンに適したパン用米粉(ミズホチカラ)使用し、全卵+ヨーグルトの水分を組み立てています。
そのため、ドロドロの液体状ではなく、しっとり生地で成形しやすいです。
③ アーモンドプードルなしで「サクサク」にする秘密
よく「米粉おやつをサクサクにするにはアーモンドプードルが必要」と言われますが、常備していないことも多いですよね。
そこで今回は、どこのご家庭にもある「片栗粉」をブレンドしました!
片栗粉(じゃがいもデンプン)は油分と合わさって加熱されると、表面をカチッと硬く焼き上げる性質があります。
これが米粉と合わさることで、外側はクッキーのように軽快にサクサク、中はヨーグルトでしっとりという、理想の食感のコントラストが生まれます。
米粉スコーンに必要な調理器具
- ボウル
- 泡立て器
- ヘラ
- スケール
- 計量スプーン
- 包丁または丸型
- まな板
- オーブンシート
- オーブン など
翌日もしっとり米粉スコーンの材料(作りやすい分量:丸型または三角スコーン6個分)
〈生地〉
- パン用米粉(ミズホチカラ):150g
- 片栗粉:15g
- ベーキングパウダー :6g
- 砂糖(きび砂糖など):35g
- 塩: ひとつまみ(0.5g)
- 無塩バター(有塩バターでも可)または植物油(米油、サラダ油、太白ごま油など):35g
※有塩バターを使用する場合は、別途記載の材料の塩ひとつまみを除いてください
※オリーブオイルは少し香りが強いため、お好みに合わせて分量を調整してください - 全卵(Mサイズ):1個
- プレーンヨーグルト(水切り不要):40g
〈打ち粉用〉
- パン用米粉:適量
さらに美味しく作るためのおすすめ材料
パン用米粉
ミズホチカラパン用米粉
:パン用米粉と書かれたものを使用する。
他の米粉を使用する場合、米粉の吸水率が異なるため水の量の調整が必要です。
サクしっとりのスコーンに仕上がるには、ミズホチカラパン用米粉の使用がおすすめです!
米粉スコーンの失敗しない作り方手順
はじめに 【下準備】
- 【バターを使う場合】: バターを1cm角のサイコロ状に切り、使う直前まで冷蔵庫でキンキンに冷やしておきます。
バターが室温でダレてしまうと、サクサク感が失われ、ベタついた仕上がりになってしまいます。 - オーブンを190℃に予熱し始めます。
①液体類を合わせておく
ボウルに、全卵(1個)とプレーンヨーグルト(40g)を入れ、泡立て器でダマが完全に無くなるまでよくなめらかに混ぜ合わせておきます。

卵黄と卵白、ヨーグルトをしっかり混ぜておくことでが、焼きムラや生焼けを防ぐ大切なポイントです。

②粉と油分をすり合わせる(サラサラにする)
大きめのボウルに、ミズホチカラ(150g)、片栗粉(15g)、ベーキングパウダー(6g)、砂糖(35g)、塩(ひとつまみ)を入れ、泡立て器でぐるぐると全体を混ぜて均一にします。
- 【バターの場合】: 冷えたバターを粉のボウルに加え、指の腹を使って米粉とバターをすり潰すように素早く合わせ「サラサラとした黄色い粉チーズ状」になるまで素早く丁寧になじませます。
- 【植物油の場合】: 油をボウルにまわし入れ、ゴムベラで粉に油を染み込ませるようにさっくりと混ぜ、全体をそぼろ状にします。

③ 液体を加えてひとまとめにする
②のボウルに、①で合わせておいた液体を一気に流し込み、 ゴムベラを使い粉っぽさがなくなるまでさっくりと混ぜ合わせます。
ラップに包んで約30分冷蔵庫で休めます。

④お好みの形に成形
まな板に打ち粉をし、生地を取り出して円形の厚さ約2.5cmに整えます。
包丁を使って、ピザをカットするように放射状に6等分(三角形)にスパッと切るか、円形の型で抜きます。
オーブンシートを敷いた天板に、お互いの間隔を少し開けて並べます。
ボウルにほんの少し余った卵液または植物油を焼く直前にハケなどでスコーンの表面に薄く塗ると、焼き上がりにプロのような艶やかで美味しそうな焼き色がつきます!

⑤190℃でリッチに焼き上げる
190℃に予熱したオーブンに天板を入れ、18分〜20分焼き上げます。
美味しそうな濃いきつね色の焼き色がつくまでじっくり焼焼くことで生焼けを防ぎます。

米粉スコーンの正しい保存方法・日持ちについて
せっかく美味しく焼けたスコーン、できるだけ長い時間その美味しさをキープしたいですよね。
気になる日持ちや保存方法についてまとめました。
常温保存の場合(翌日まで)
焼き上がったスコーンは、完全に熱が冷めてから密閉容器やジッパー付き保存袋に入れて常温保存してください。
通常の米粉スコーンは翌日になると乾燥して固くなるのですが、このレシピはヨーグルトの保水力のおかげで、翌日になってもパサつかず、しっとり柔らかいまま食べることができます!
忙しい朝の朝食にもぴったりです。
冷凍保存の場合(約3週間日持ち)
たくさん作ってストックしておきたい場合は、冷凍保存が断然おすすめです!
スコーンが完全に冷めたら、1個ずつラップできっちり空気が入らないように包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。
これで約2週間〜3週間は美味しい状態が日持ちします。
冷凍からの美味しい解凍方法・食べ方
冷凍したスコーンを食べる時は、まず電子レンジ(600W)で20秒〜30秒ほどふわっと温めます。
その後、あらかじめ温めておいたオーブントースターで1〜2分軽くリベイク(焼き直し)してください。
表面の水分が飛び、片栗粉の効果が再び発揮されて、焼きたて直後の「外サクッ、中しっとり」という感動の食感が復活します!
米粉スコーンの気になるカロリーと栄養成分表
米粉スコーンのカロリーはレシピ通りに作成できた場合、
1個あたり約356キロカロリーです。
米粉スコーン(バター使用の場合): 1個当たり ※打ち粉は除きます
| エネルギー | 182kcal |
|---|---|
| たんぱく質 | 3.0g |
| 脂質 | 6.3g |
| 炭水化物 | 29.0g |
| – 糖質 | 28.8g |
| – 食物繊維 | 0.2g |
| 食塩相当量 | 0.3g |
※食品成分表に収載されていない食材は概算での計算のため参考値になります
※食材によって、計算対象外としている食材もあります
・使用料が微量のものや、お好みに値するものなど
・栄養素情報が公表されていないもの
※最新情報に合わせ、栄養成分を更新する場合があります
まとめ:パサパサの米粉おやつにはもう戻れない!
「米粉のスコーン=固くてパサついていてまずい」というイメージは、このレシピで完全に覆るはずです。
片栗粉が生み出す極上のサクサク感、そして卵とヨーグルトが織りなす極上のしっとり感。
この2つが合わさることで、小麦粉のスコーンを軽々と超えるような、毎日でも食べたくなる最高の簡単レシピが完成しました。
「これまで何度も米粉スコーンで失敗してきた……」という方にこそ、ぜひ試していただきたい自信作です。
毎日のお子様のおやつや、ママのほっと一息つく大切なティータイムに、ぜひ焼き立ての香ばしいスコーンを添えてみてくださいね。
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