調理時間:約45分(寝かせ時間含む)
こんにちは!米農家に生まれ育ち、米粉大好きな管理栄養士のshiro(シロ)です。
「子どもに安心なグルテンフリーのうどんを食べさせたい!」
「アレルギーがあるから、小麦粉を使わずに米粉うどんの手作りに挑戦してみたい!」
そう思って作ってみたものの、「茹でた瞬間にプチプチ切れて短い麺になった…」
「お湯の中でドロドロに溶けて、まずい…」という経験はありませんか?
ネットで米粉 うどん レシピを検索すると、「サイリウム(オオバコパウダー)」や「片栗粉」を繋ぎに使うものが多くヒットします。
でも、「わざわざサイリウムを買うのは面倒…」という声も多く耳にします。
できれば、おうちにある米粉だけで、シンプルに美味しいおやつや主食を作りたいですよね。
そこで今回は、サイリウムや片栗粉を一切使わず、【米粉100%・サイリウムなし・片栗粉なし】でも切れない、ツルツルでもちもちの「熱湯こね米粉うどん」の作り方をご紹介します!
ホームベーカリーも不要で、ボウル1つで簡単に作れますよ♪
この記事はこんな人におすすめ!
- 米粉のうどんがちぎれる、切れるという失敗を解決したい方
- 特殊な材料(サイリウムや片栗粉など)を使わず、家にある米粉だけでうどんを作りたい方
- 「米粉うどんがまずい」「米粉うどんの味がボソボソする」というイメージを覆す、ツルっとした喉越しを味わいたい方
茹でると溶ける?米粉うどんが「ちぎれる」「まずい」原因と、熱湯の科学
一般的な小麦粉のうどんは、お水を入れてしっかり捏ねることで「グルテン」という網目状の弾力成分が生まれます。
これが麺のコシや、ちぎれを防ぐ繋ぎの役割を果たしています。
しかし、ご存じの通り米粉にはグルテンが含まれていません。
そのため、お水で捏ねただけの生地は繋がりが非常に弱く、伸ばした時点でヒビが入ったり、茹でた瞬間に水分を吸ってお湯の中にバラバラに分解されてしまいます。
これが、米粉麺を手作りすると「短いブツブツ麺になる」「ドロドロに溶けてまずい」と言われてしまう最大の原因です。
💡 特殊な粉に頼らない!秘密は「グラグラの熱湯」
サイリウムや片栗粉を使わない代わりに、今回の米粉うどんの作り方で重要になるのが「沸騰したての熱湯」です。
米粉に100℃近い熱湯を一気に注ぐことで、お粉に含まれるデンプンがキュッと半透明になり、強力な「糊(のり=アルファ化)」に変化します。
この糊化した生地がグルテンの身代わり(強力な接着剤)となってまわりの粉をしっかり繋ぎ止めるため、茹でても切れない米粉うどんに仕上がるのです!
米粉うどん作りに必要な調理器具
- ボウル
- 箸
- スケールまたは計量スプーン
- ポット
- まな板
- 綿棒
- 包丁
- 鍋
- ザル など
米粉100%で作るうどんの材料(約2人前)
- 米粉(パン用米粉): 200g
- 塩 :小さじ1(約6g)(子供用は小さじ1/2がおすすめ!)
- 熱湯(沸騰直後のもの) :120ml(生地が硬いようであれば小さじ1ずつ追加する)
〈打ち粉用〉
- 米粉:適量
※片栗粉を打ち粉として使用すると、
(茹でたときにぬめりは出ますが)さらに切れづらくなります。
さらに美味しく作るためのおすすめ材料
パン用米粉
ミズホチカラパン用米粉
:パン用米粉と書かれたものを使用する。
他の米粉を使用する場合、米粉の吸水率が異なるため水の量の調整が必要です。
コシのある米粉うどんに仕上がるには、ミズホチカラパン用米粉の使用がおすすめです!
もし、よりプロ仕様の本格的な製菓材料でこだわりたい方は、品揃えが豊富な富澤商店オンラインショップやcotta(コッタ)公式通販でまとめ買いするのもおすすめですよ!
失敗なし!熱湯こね米粉100%うどんの作り方手順
① 粉と塩を合わせておく
大きめの耐熱ボウルに、米粉(200g)と塩(小さじ1)を入れ、ぐるぐると軽く混ぜて均一にしておきます。
※お湯の温度が下がらないよう、熱湯は注ぐ直前までしっかり沸騰させておいてくださいね。
② 熱湯を一気に入れて「繋ぎ」を作る
沸騰したての熱湯(まずは120ml)をボウルへ一気に回し入れ、箸で混ぜます。
全体がポロポロとしたそぼろ状になり、一部が半透明のお餅のようになれば、デンプンの繋ぎ作りが大成功している証拠です。

③ 手で力強く捏ねる
生地の熱が少し下がり、手で触れる温かさ(お風呂くらいの温度)になったら、手を使ってボウルの底に生地を力強く押し付けるようにして約3〜5分間しっかりと捏ねていきます。
最初はポロポロしていても、捏ねていくうちに水分が馴染んで滑らかなひと塊になります。
※もし粉っぽくてどうしてもまとまらない場合は、熱湯を小さじ1ずつ足して硬さを微調整してください。

④ 生地をしっかり休ませる
なめらかに丸まった生地をラップできっちり包み、常温で30分ほど置いて休ませます。
少し寝かせることで、水分が粉の芯までじっくりと均一に行き渡り、破れにくい生地になります。

⑤ 麺棒で薄く伸ばして切る
まな板と麺棒に、打ち粉(米粉)をたっぷり振り、生地をのせて厚さ約2〜3mmの均一な薄さになるまで、麺棒で優しく長方形に伸ばしていきます。
包丁にも打ち粉をし、幅3〜4mmを目安にお好みの太さに切り、麺を優しく一本ずつほぐしながら、全体に空気を含ませるように打ち粉をまとわせておきます。
※折りたたんで切ると、折り目で切れやすくなってしまうので、注意してください。


⑥ 茹で上げと「氷水締め」
大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かし、麺を折らないように表面の余分な打ち粉を軽くはたき落とし、麺がお湯の中で固まらないよう少量ずつ優しく入れていきます。
約3〜4分茹でザルに上げ、氷水(冷水)で優しく洗いながら一気に引き締め、ザルにあげたら完成です!


管理栄養士が教える!手打ち米粉うどんを最高に美味しく食べるコツ
💡 なぜ「米粉うどんでホームベーカリー」は使わないの?
よく「ホームベーカリーのうどん・パスタコースで作れますか?」とご質問をいただきますが、米粉100%の場合は手で捏ねるのが一番失敗しません。
一般的なホームベーカリーのうどんコースは「冷水」で捏ねる設定になっているため、今回一番大切な「100℃の熱湯でデンプンを糊化させる」という温度キープができません。
また、グルテンがない米粉は、小麦粉のように何十分も力任せに捏ね回す必要がなく、手で5分捏ねるだけで十分に繋がってくれますよ。
🥢 おすすめの美味しい食べ方(米粉の味を堪能!)
まずは、冷たい「ざるうどん」や「ぶっかけうどん」で、お米ならではの優しい甘みと、喉越しをダイレクトに味わってみてください!
温かいうどんにして食べる場合は、お出汁の中で一緒に長く煮込んでしまうと、お米が水分を吸って柔らかくなり、ちぎれる原因になります。
「一度冷水でギュッと締めた麺を、食べる直前に温かいお出汁にサッとくぐらせる」というスタイルにすると、モチモチの強いコシをキープしたまま美味しくいただけますよ♪
👶 離乳食や幼児食にもおすすめな理由
米粉うどんは、小麦アレルギーの心配がないので子供にもおすすめです!
子供用に作る場合は塩分量を小さじ1/2へ減らして作るのがおすすめです。
麺は、茹でるとお湯に塩分が溶け出すため、実際に茹でた麺から摂取する塩分量は使用した塩の量より少なくなります。
小さなお子様やお年寄りにも塩分控えめで身体に優しく、お米の豊かな甘みを安心して丸ごと味わっていただけます。
米粉うどんの気になるカロリーと栄養成分表
米粉うどんのカロリーはレシピ通りに作成できた場合、
1人前あたり約356キロカロリーです。
米粉うどん(茹で前の生麺): 1人前 当たり
※打ち粉は除きます
| エネルギー | 356kcal |
|---|---|
| たんぱく質 | 6.0g |
| 脂質 | 0.7g |
| 炭水化物 | 81.9g |
| – 糖質 | 81.3g |
| – 食物繊維 | 0.6g |
| 食塩相当量 | 3g |
※食品成分表に収載されていない食材は概算での計算のため参考値になります
※食材によって、計算対象外としている食材もあります
・使用料が微量のものや、お好みに値するものなど
・栄養素情報が公表されていないもの
※最新情報に合わせ、栄養成分を更新する場合があります
まとめ:材料3つだけ!お米の恵みを丸ごと味わう究極のうどん
材料は「米粉・塩・熱湯」の3つだけ。
サイリウムの独特な風味や、片栗粉をたくさん入れたときの不自然なモッタリ感が苦手だった方も、この「熱湯こね」なら、「これがお米100%!?」と目からウロコが落ちるはずです。
忙しい日のサクッとランチや、小さなお子様への安心安全なご飯にもぴったりな一皿です。
魔法の「熱湯パワー」で作る、切れない手作りうどん。
ぜひおうちで楽しんでみてくださいね。
嬉しいコメントを、心よりお待ちしています!
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