調理時間:約1時間
こんにちは、米農家に生まれ育ち、米粉パン大好き管理栄養士のshiro mama(シロママ)です。
今回は、オーブンで焼く丸い米粉フランスパンの作り方を紹介します。
「フランスパンって、家庭で焼けるの?」と思う方も多いかもしれません。
しかも米粉で作るとなると、ちょっと難しそうなイメージがありますよね。
でも大丈夫!
米粉でも、少しのコツで外はカリッと、中はもちっとした
本格的なフランスパンがオーブンで作れるんです。
ホームベーカリーもこね機もいりません。
ボウルひとつで作れるので、週末のちょっとしたご褒美パンや朝ごはんにもぴったりです!
この記事では、【外カリ中もち】オーブンで作る米粉フランスパンのレシピ|丸パンで楽しむグルテンフリーを紹介します。
米粉フランスパンの魅力とは?
米粉フランスパンの魅力は、なんといってもシンプルな材料で作れるのに香ばしいこと。
小麦を使わないのでグルテンフリーで、
もちもちした食感と、米粉ならではの自然な甘みが口の中に広がります。
しかも、外側はカリッとしたハードな食感に焼き上がるので、
まるでパン屋さんのフランスパンみたい。
朝食にはもちろん、
スープやシチュー、サラダ、カレーなど、
白ごはんの代わりに食べてもおいしい万能パンです。
冷めてもおいしく、トースターで温め直せば焼きたてのような香りが戻りますよ。
材料(丸パン4個分)
- 製パン用米粉 … 190g
- 片栗粉 …10g
- 砂糖…15g
- 塩…4g
- ドライイースト…3g
- サイリウム…5g
- 水…約170ml
- こめ油…10g
- 米粉 適宜
- こめ油 適宜
レシピにオススメの材料はこちら
【パン用米粉】
ミズホチカラパン用米粉
:パン作りに適したパン用米粉と書かれたものを使用する。
他の米粉を使用する場合、米粉の吸水率が異なるため水の量の調整が必要です。
【ドライイースト】
サフ インスタントドライイースト赤
:発酵に影響するため新鮮なものを使用する。
作り方
① 材料を混ぜる
まず、ボウルに米粉、片栗粉、砂糖、塩、ドライイースト、サイリウムを入れ軽く混ぜます。
水と米油を入れてゴムベラでよく混ぜる。

水の温度は、冷たすぎると発酵が進まず、熱すぎるとイーストが死んでしまいます。
季節によって調整し、夏は常温〜30℃、冬は40℃前後を目安にすると、発酵が安定してふんわりおいしいパンに仕上がります。
米粉の種類によって吸水率が異なるため、
水は150mlくらいから少しずつ加えるのがおすすめです。
② ベンチタイム&こねる
ボウルにラップをかけて、約15分休ませる。

手につかなくなり、艶が出てまとまりが出るまでこねる。

③ 成形&発酵
生地を4等分にして丸め、オーブンシートを敷いた天板に並べる。
手に少し米油をつけて軽く丸めると扱いやすい!

35℃で15分発酵させる。(1.5倍の大きさになる(一回り大きくなる)のが発酵の目安!)

発酵が終わったら、オーブンを200℃で予熱しておく。
④ 焼成
切り込みを入れ、植物油を塗り、米粉をふるいで表面にふりかける。

200℃で予熱したオーブンで約25分焼いたら完成。

- ご自宅のオーブンによって、焼き時間は焼き加減を見て調整して下さい。
- 焼き上がったパンは網の上で冷まし、粗熱が取れたらすぐ食べても、冷凍しておいてもOKです。
焼きたての香ばしさを楽しもう!
焼きたての米粉フランスパンは、
外側が“ガリッ”と割れるように軽やかで、
中はもっちり&しっとり。
噛むほどに広がるお米のやさしい甘みが最高です。
バターをのせると香ばしさが一層引き立ち、
オリーブオイルと塩で食べるのもおすすめ。
我が家では、野菜スープやカレーに添えることが多いです。
「ごはん代わり」にもなるので、
お米好きな方にもぜひ試してほしいパンなんです。
おいしく焼く3つのコツ
① 水分量は慎重に!
米粉は吸水率が高く、
水を入れすぎると生地がべたつき、膨らみにくくなります。
まとまりがある生地にするのがポイントです。
② 発酵しすぎないように注意
米粉パンは小麦より発酵が早いです。
1.5倍くらいの膨らみで止めると、ふんわり&しっかり焼けます。
③ 霧吹きでスチーム焼き
スチーム機能がないオーブンでも、
焼く直前に霧吹きをして水蒸気を加えるだけで、
パリッとしたクラストに仕上がります。
米粉フランスパンの食べ方アレンジ
- 朝食に: 目玉焼き+サラダと一緒にワンプレート
- ランチに: カレーやシチューの付け合わせに
- おやつに: バターとハチミツをのせてカフェ風に
- 子ども向けに: 小さめに焼いてチーズやハムをサンドしても◎
冷凍保存も可能です。
焼きたてを完全に冷ましたあとラップで包み、
冷凍庫で約2週間保存できます。
食べるときはトースターで3〜5分温めるだけ!
市販の米粉パンとの違い
市販の米粉パンは、
保存性を高めるために添加物が使われていることもあります。
おうちで作るパンは、
余計なものを入れず、素材の味をそのまま味わえるのが魅力。
焼きたての香ばしい香り、
口の中で広がるお米のやさしい甘み、
そして家族の「おいしい!」の笑顔。
これこそが手作りパンのいちばんのごちそうですね。
レシピの栄養成分表
米粉フランスパン:1個当たり
| エネルギー | 217kcal |
|---|---|
| たんぱく質 | 3.1g |
| 脂質 | 2.9g |
| 炭水化物 | 46.1g |
| – 糖質 | 44.4g |
| – 食物繊維 | 1.7g |
| 食塩相当量 | 1.0g |
※食品成分表に収載されていない食材は概算での計算のため参考値になります
※食材によって、計算対象外としている食材もあります
・使用料が微量のものや、お好みに値するものなど
・栄養素情報が公表されていないもの
※最新情報に合わせ、栄養成分を更新する場合があります
まとめ|おうちで楽しむ“米粉のフランスパン”
オーブンで作る米粉フランスパンは、
ホームベーカリーがなくても失敗しにくく、
少ない材料で本格的な味に仕上がります。
作り方のポイントはこの3つ
❶水分量を少しずつ調整すること
❷ 発酵は1.5倍まで
❸ 焼く前に霧吹きでスチーム効果
この3つを守れば、
外カリ中もちのフランスパンがあなたのキッチンで焼けます✨
丸い形に焼くことで見た目もかわいく、
手に持ちやすくて食卓にもぴったり。
「今日のごはんはお米じゃなくて“米粉パン”」
そんな新しい楽しみ方を、
ぜひおうちでも試してみてくださいね。


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