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【管理栄養士が教える!】米粉の正しい保存方法!鮮度長持ち&虫・カビ対策のコツ

お皿に盛られた米粉 お米の知識
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こんにちは。米農家に生まれ育ち、米粉パン大好き!な管理栄養士、shiro mama(シロママ)です。

「『米粉』って料理やお菓子作りに便利だけど、保管方法ってどうすればいいの?」と疑問に思ったことはありませんか。
お米と一緒で、虫やカビ対策も心配ですよね…

保管方法を見直すことで、虫・カビの発生を抑制して、鮮度を保った米粉を無駄なく使用することができます。

この記事では、【管理栄養士が教える!】米粉の正しい保存方法!鮮度長持ち&カビ・虫対策のコツを紹介します。
ぜひご自宅での、米粉の保管方法を見直してみてください。

この記事はこんな人におすすめ!

  • 米粉の正しい保存方法が知りたい方
  • 米粉の鮮度を長持ちさせたい方
  • 虫・カビ対策して米粉を保存したい方
shiro mama(シロママ)

茨城県出身。米農家に生まれ育ち、白ごはん大好きです。
幼少期は、裸足で畑や田んぼを走り回り、畑が遊び場でした。
2019年に結婚、二児の管理栄養士ママ(長男3歳、長女0歳)。
小麦粉大好き夫の-18キロダイエット経験あり。
「もっとごはんがおいしくなる家族ごはんレシピ」「お米に関する知識」を紹介します!

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米粉とは?

米粉は、米を原料としており、グルテンを含まないためグルテンフリーが特徴の食材です。
料理やお菓子、パン作りなどへの活用もでき、さまざまな料理へのバリエーションが注目されています。

米粉には、アミロース含有率の違いにより「1番:菓子・料理用」「2番:パン用」「3番:麺用」と米粉の用途別基準があります。
使用用途に合わせて米粉を選ぶことで、よりおいしい米粉料理を作ることができます。

また、米粉はサラサラしてダマになりにくく、粉をふるう必要がないため小麦粉より調理の手間がかかりません。

米粉で作られたパンは「もちもち」、スイーツは「しっとり」、麺類は「つるつるしこしこ」と米粉を使用することで米粉特有の食感を楽しめます。

米粉をおいしく保存できる期限

米粉の賞味期限は、原料のお米の品種や米粉の使用用途などにより、商品ごとに6か月から1年ほどとされています。
ただし、賞味期限は開封前の目安で、品質が変わらずにおいしく食べられる期限です。

開封後、空気に触れてしまうことで、風味が飛んでしまったり、酸化により品質が劣化する恐れがあります。

開封後は賞味期限に関わらず、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。

米粉の保存で気をつけること

開封後の米粉は、できるだけ早く使い切ってしまうことが最良ですが、保存する場合は次のことに気をつけましょう。

温度・湿度

開封前も注意が必要な点ですが、品質の劣化が進みやすいため高温・多湿を避けて保存しましょう。

小麦に比べると脂質は、米の方が少ないとはいえ酸化します。
気温や湿度が高くなる梅雨や夏場の季節も注意が必要です。

温度15度以下、湿度50%以下の環境が最適です。

お米につく害虫として知られているのは、主に「コクゾウムシ」と「ノシメマダラメイガ」という名の小さな虫です。
また、「コクヌストモドキ」や「コナダニ」などの穀物を好む虫もいます。

袋が未開封でも、ノシメマダラメイガの幼虫は袋を食い破って袋の中に入ってきたり、成虫でも小さな通気孔から侵入したりしてしまうため、開封後はもちろん、未開封の場合でもきちんと保管をしておくことが大切です。

虫は一般的に気温20℃を超える湿度の高い環境下では活発に繁殖し、逆に気温15℃以下では繁殖が鈍るとされています。

温度15度以下での保存と、密閉できる保存容器の利用もおすすめです。

カビ

米粉に水分がつくと、カビの発生につながります。結露もカビが発生する原因になるため注意が必要です。

密閉容器や密封袋に保存して結露がつかないよう、必要な分だけ使用するようにしましょう。

ニオイ

米粉は小麦粉より吸水率が高いため、吸湿性も高いです。そのため、ニオイ移りも起こりやすくなります。

米粉の風味が損なわれないよう、ニオイの強いものと別々に保管します。

密閉容器や密封袋に入れたり、乾燥剤を一緒に入れることでより品質が長持ちします。

米粉の正しい保存場所と期間

米粉を開封後使いきれず、保管したい場合もあると思います。開封した米粉はどのように保管すればいいのでしょうか?

先述した温度・湿度、虫、カビ、ニオイの対策として、温度15度以下、湿度は50%以下を目安に、においが強いものの近くは避け、直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で保存するようにしましょう。

米粉は常温・冷蔵・冷凍で保管することができますが、保管場所ごとの正しい保管方法を紹介します。

常温で保存する場合

常温で1〜2ヶ月です。

開封した米粉は、密閉できるタッパーなどに袋のまま入れ、直射日光の当たらない涼しい場所で保存しましょう。

米粉は基本的には常温で保存しても大丈夫です。湿気と虫対策のために、タッパーに入れて保存するのがオススメです。乾燥剤を一緒に入れるとより対策ができます。

冷蔵庫で保存する場合

冷蔵庫で1〜2ヶ月です。

  • 開封した米粉をタッパーや冷蔵用保存袋などに入れてから冷蔵庫へ

湿気が高い季節は冷蔵保存がおすすめです。
ただし、冷蔵庫の中はニオイが移りやすいため、ニオイの強いものと離し、タッパーや保存袋の中に入れて保存しましょう。

冷凍庫で保存する場合

冷凍庫で6ヶ月です。

  • 冷凍用保存袋やタッパーに入れて冷凍庫へ

直近で使用する予定がない場合は冷凍してしまうのがおすすめです。
冷凍用保存袋やタッパーに入れてから保存しましょう。
一度常温に出すと結露しやすいので、使う分だけ取り出すようにしましょう。

米粉を冷蔵・冷凍しているとパンなどに使いたい場合、発酵に時間がかかってしまいます。
調理する30分以上前から常温に戻しておくのがおすすめです。

shiro mama
shiro mama

我が家は使用頻度も多く米粉の減りが早いので、直射日光の当たらない涼しい場所で常温保存しています。タッパーと乾燥剤の活用がおすすめです。

米粉の鮮度チェック方法

米粉の見た目やニオイで、傷んでいないかの確認ができます。
鮮度のチェック方法を紹介します。

  • 色の変化
    緑や黒に変色していればカビの発生サインです。
  • ニオイ
    古臭い香りがする場合は酸化が進行している可能性があります。
  • 虫の有無
    黒くて小さな虫の死骸や動いている虫がいないか確認します。
  • 触感
    べたつきがある場合は湿気を含んでいる可能性があるので注意が必要です。
shiro mama
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米粉を使用する前に確認することをおすすめします。
使用前に米粉の状態を知ることで、調理中の不安もなくなりおいしい米粉料理やお菓子が楽しめます。

まとめ

米粉の保存方法と保存期間の目安を紹介しました。最後に保存期間の目安を再度お伝えします。

米粉の保存期間の目安は

  • 常温で1〜2ヶ月
  • 冷蔵庫で1〜2ヶ月
  • 冷凍庫で6ヶ月

密閉容器や密封袋に入れ、乾燥剤も活用しましょう。

米粉は適切に保存することで、長期間品質を維持できます。ご家庭での保存方法を見直して、米粉料理を楽しんでください。
米粉を無駄にせず、最後までおいしく使い切りましょう〜!

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